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昔は、工場、作業場などで体の一部を失うような大きなケガがよく発生していましたが、時代が進むにつれ、そのような事故は減少していきました。
今の機械は、そもそも機械を設計する際に人間の手が入るスキマを作らないようにしたり、機械の中に指や腕が入った場合でも、センサーが作動して停止するような仕組みになっているからです。
以前は、工場で働く人の熟練度を上げるとか、気を抜かないようにして事故を防ぐという発想が強かったのですが、今は、人間は必ずミスをするものだということを前提にして、機械が設計されています。
こういった機械(あるいはソフトウェア)の設計は、フールプルーフとか、フェイルセーフといった思想に基づいています。
フールプルーフとは、人間側がミスをしようとしてもできないように、ミスを想定して設計をするということです。
「フール」というのは、「愚か」、「プルーフ」は、「防止」という意味です。
ちょっと皮肉が効いていますね。
フェイルセーフは、ミスや誤作動があっても、安全になるように設計をすることです。
「フェイル」は過ち、「セーフ」は安全という意味です。
当初は従業員の不注意やミスまでも会社にカバーさせるのは甘えだといった意見もあったでしょう。
また、会社が注意力に欠ける従業員に合わせるのはおかしい、従業員側で注意力を高めるべきだという意見もあったと思います。
しかし、実際に、フェイルセーフやフールプルーフが普及するにつれ、取り返しがつかない事故が減っているのですから、こういった設計思想が正しかったことは間違いないでしょう。
機械やソフトウェアの設計だけではありません。
仕組みの面でも、従業員の安全や健康を守るために、さまざまな法規制がなされています。
労働安全衛生法です。
余談ですが、この労働安全衛生法は、社会保険労務士試験でも出題されます。
苦手とする受験生が多く、私も恥ずかしながら、苦手意識が強かったです。
実務に出てその大切さを痛感するようになりましたが・・・
当初は、労働安全衛生法は、機械や危険物・有害物などから従業員の安全や健康を守ることを主に想定していました。
しかし、昨今、労働者を脅かしているのは、そのような物理的、科学的な危険だけではありません。
ストレスが従業員の心を壊すことを防ぐことが大事な課題だと言われるようになってきました。
メンタルヘルスです。
改正によって、労働安全衛生法にもストレスチェック制度が組み入れられるようになりました。
メンタルヘルスの推進担当者を定める企業も増えてきています。
そこまでは、なかなか手が回らない会社様も多いとは存じますが、専門とする社労士も増えてきています。
気になる社長様は、研修会などを検討されてみてはいかがでしょうか。
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