職場のメンタルヘルス

昨今、職場において、メンタルヘルス対策に対する重要性が高まっています。

働く人の約６割が何らかのストレスを抱えています。

適度なストレスとは、仕事の能率を高め「ヤル気」を起こしたりするなど有益な働きもありますが、ストレスは、過剰になると、仕事の能率を下げたり、心身の不調をもたらしたりします。

職業生活におけるストレス等の原因は右の図の通りです。

職場生活におけるストレス要因（３項目）

　１.職場の人間関係　４１．３％

　２.仕事の質　　　　３３．１％

　３.仕事の量　　　　３０．３％

ストレス状態が続くと、心身の病気や、知的能力の低下につながってしまうだけでなく、労災事故や交通事故を引き起こす可能性が出てきます。

また、ストレスを抱えた従業員は、遅刻や欠勤などを繰り返すようになり、ほかの従業員の負担も大きくなって、職場の雰囲気も悪くなってきます。

このような職場にならないために、職場におけるメンタルヘルスケアはますます重要となっています。

労働者のこころの健康づくりを推進するために、厚生労働省の「事業場における労働者の心の健康づくりのための指針」（平成12年厚生労働省）をもとにした、セルフケア、ラインによるケア、産業保健スタッフによるケア、事業場外資源によるケアがの実施が求められます。

厚生労働省では、働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」を開設しています。

メンタルヘルスケアに関して役に立つ内容やe-ラーニング講座が充実していますので、メンタルヘルスケアに関心のある経営者様は一度ご覧になってみてはいかがでしょうか？

名称 こころの耳

運営 厚生労働省