数年前までは、従業員の問題で社長さんを悩ませていたのは、問題のある社員の方に対する対応でした。

 

今や社長さんの悩みの内容も変わりつつあります。

 

今の悩みは、ずばり、「人手不足」です。

 

実際に、多くの業界で、人手不足となりつつあります。

 

そこで、最近は、社長様の間でも、「せっかく入ってくれても人が職場に定着しないこと」、「人を募集してもなかなか応募してこないこと」という２つの悩みが増えてきました。

 

まずは、「人を募集してもなかなか応募してこない」という悩みについて説明します。

 

入ったばかりの人たちが退職するという事態が続くようであれば、職場に、何か、根本的な原因があるのかもしれません。

 

その原因を突き止めて、改善していくことが大切です。

 

パワハラをする人がいるといったはっきりした原因でなくても、新人さんが、ベテランの従業員さんから話しかけてもらえないといった「なんとなく歓迎されていない感」のような雰囲気が漂っているなど、何らかの原因があったりします。

 

退職したいという申し出を受けた際に、可能であれば、社長様が時間を取って丁寧に話を聞き取ることで、原因が究明できるかもしれません。

 

次は、「人を募集してもなかなか応募してこない」という悩みについてご説明します。

 

社長様の中には、集客のためのマーケティングについては、勉強をしたり、コンサルタントから話を聞いたり、意識している方が多いと思います。

 

実は、お客様を集める集客マーケティングの技術は、求人にも使えるのです。

求人のためのマーケティングです。

 

例えばハローワークや求人誌で募集する際に、求人票に条件や求める人物像を記載しますが、今は、それだけでは効果が薄いです。

 

応募する人に刺さるような文章を書かなくてはいけません。

 

会社が求める人物像、つまり、来てほしい求職者を具体的に思い描きます。

 

思い描いた求職者が、求人に応募するにあたり、どんなところを心配しているのか、何を知りたいと考えているのか、ここをしっかりと押さえたうえで、求職者に語り掛けるように文章を書く必要があります。

 

最近は、求人マーケティングについて、様々な書籍が出版され、セミナーなども開かれています。

 

私も、そういった媒体から積極的に学び研鑽を怠らないように心がけています。

 

人が集まらないと嘆いている社長様も、そういった情報に積極的にアクセスされてはいかがでしょうか？