秘書の方にパワーハラスメントをした女性議員の話題がマスコミをにぎわせました。

その女性議員は、フットワークも軽く、地域では働き者で評判も良かったそうです。

 

脳科学者の中野信子さんの「努力不要論」によると人は頑張れば頑張るほど、他の方に厳しくなるそうです。

頑張ったご褒美として、自分には他人を責める権利があると錯覚してしまうそうです。

 

仕事を抱え込んで一人で頑張る有能な従業員さんがパワハラ社員化してしまう例はよく知られます。

 

怖いのは、社長さんも同じ罠にはまってしまう可能性があるということです。

 

社長さんは、いわば、究極の「頑張るマン」です。

会社や従業員を守らなければいけないという大きなプレッシャーの中、「経営」という他の従業員さんにはなかなか相談できないような大変な仕事について知恵を振り絞り、ライバルと戦わなくてはいけない孤独な存在です。

従業員を守るだけではなく、社会に商品やサービスを提供し、貢献します。

 

経営というのはとても尊い仕事です。

私も、頑張っている社長さんを応援したいです。

 

もっとも、従業員さんや周りのスタッフさん、家族の方等々、身近な方に対して厳しく対応してしまいやすくなるという落とし穴について、少しだけ留意された方がよいのかもしれません。

頑張っている時ほど。

本コラムは、私自身への自戒の意味も込めています。